高木貞二『回顧と展望』(青空文庫)に,数学の3つの花文字のA(Arithmetik, Algebra, Analysis)を幾何学的に統御するクラインに刺激を受けたとある. 計算機プログラムの世界にあてはめてみると,一番目のA,算術は計算機が最初期から得意としてきたものである. 二番目のA,代数の基本は未知量をXとおき方程式を立てることである. 変数,関数,そして対象を扱う計算機プログラムのオブジェクト指向の原点にあるものだろう. 三番目のAは解析である.実数に満ちた世界の切断面を「解析」するためのものと考えている.もう一つ,現代数学で登場した小文字のa,すなわちabstract(抽象)による数学の統一をどう考えるか.これを抽象は空虚な一般論だと退ける考え方もある.だが高木貞二は以下のように抽象による統一を擁護している.

具体と抽象とは、言葉の上では反対のようだけれども、数学統一の精神は同一である. 唯浅薄と固陋とがいけないのである.

沈思し古い因習を捨て,前へ進みなさい,それより他に道はありませんということと思う.

Danny Boy

http://www.youtube.com/watch?v=MjLyNqVDBfk&list=PLSWlGnBAR-WNyPJVbOi1lAH0tI7YyYyG5

Danny Boyの歌詞には出征した息子が戻るとき、私は生きてはいないだろう、でも彼に伝えておきたいことがある、という意味が込められていると思います。2年前、関西と関東で活躍されているジャズシンガーの中川さつきさんの日本語での演奏を聴く機会がありました。素晴らしい演奏でした。

ギターデュオという形式には魅力があります。この二人が紡ぎだす音楽は変化しつづける自然、生き物を描いているように思えますが、優しさ、明るさをこれほどまでに持って演奏できている例を私は他に知りません。

半減期の長い原子を自然界から遠ざけるには

アメリシウムストロンチウムセシウムなど半減期の極めて長い原子をどうやって人を含む自然界から遠ざけるか。

液晶テレビが普及するより前の話だが、ブラウン管テレビの中には熱によって飛び出した電子を電磁石により加速させる小型加速器が入っていた。電子銃と呼ばれるものだが原理は同じである。

半減期が極めて長い原子を半減期の短い原子へ変えるために加速器を利用する方式が研究されている。ADSと呼ばれている。加速器を使って陽子を加速して金属にぶつける。飛び出した中性子アメリシウムストロンチウムセシウム原子核にぶつけてバラバラにする。
各国で研究されているが、日本では関東と関西にそれぞれ研究拠点がある。

熊取町にある京都大学の研究炉
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/research/div/nse/nes/ns

東海村にあるKEK/JAEAのJ-PARC
https://j-parc.jp/Transmutation/ja/ads-j.html

加速器のビームを止めればそれ以上反応は進まない。だからコンベンショナルな原子炉より安全と言う意見がある。しかし、昨年東海村で「想定外」の事故があった。ビーム出力が極めて短時間に高出力となり、ターゲットが蒸発し放射化した。この結果実験に従事していた作業者及び研究者が被ばくしてしまった。高エネルギーのビームを利用することのもつ本質的な危険性に目を向けるべきであったと後で言うのは簡単である。想定外の事故やシステムの故障にどう備えるかが問題である。人間を含む自然環境を危険に晒さないためには、安全工学、安全を確保するエンジニアリングの研究と両輪で進める必要があるはずだ。


以下、メモとして筆者の疑問を記す。

人為的に高エネルギーのビームをあてて原子を変換する。さらに変換時に取り出されたエネルギーを再利用してビームを作るというのがADSのアイデアである。

半減期とは何だろうか? これは「自然」に任せたら放射線が半分になるにはX年かかるという意味である。

素粒子のレベルで半減期というものを見るとどうなるだろうか?

10万年というのは人の一生から見れば長すぎるが、星の一生から見れば短い時間かもしれない。光速に近づくと時間はゆっくりになる。逆に早くなるのはどんな場合か。

なぜ10万年かかるんだろうか。

Forty pasts twenty two p.m.

Forty pasts twenty two p.m.
She send a message to her love, then to me.
She was alone.
She bought sleeping drugs.
She received a phone call from a man.
Not from her love, but from her boy friend.
He was afraid.
He expected it.
She said, "You're silly man."
She said to me, she had done very bad things to her love.
She screamed.
Might have helped, Could have helped if the phone call was her father.
He saved her until she became matured.
Please, embrace her.
Please, be with her pain.

Another you

少しは泣いてよね

しばらく涙も出なかった

ライブの後、僕を家に泊めると言い出した

お父さんの写真が飾られた君の実家の部屋

朝ご飯、ピアノの音、生徒さんとの楽しそうな会話

バス停までの地図を書いて渡してくれた

結局その地図は見ず、夏の空を見上げながら一駅歩いた

Another you

楽譜のコピーの切れ端

But not for me

あの日、人生で一番大きな決断をした

そしてこれからも

仕事

いい仕事には魂がある

だから生き残る

死んでもいいじゃんか

そう

手作りをすればいい

他人の手を借りることはできる

でもね

自分の手をつかったときにだけ

あらわれるものがある

みなが自分の手をつかえる場があれば

いちばんいいね

はじめたい

はじめたいね

I Could Write A Book

昔、京都のピアノバーで聴いた懐かしい曲。

以前いちど訳してみたことがありますが、もう一回トライ。

I Could Write A Bookの「Could」の気持ちは、きっと溢れるおもいじゃないかと

思うんです。

この曲をセンチにならず、今、つきあいはじめた恋人たちのために

ラッパで吹けるようになりたい。


I Could Write A Book


Lyrics by Lorenz Hart

A B C D E F G I never learned to spell, at least not well.

One, two, three, four, five, six, seven, I never learned to count a great amount.

But my busy mind is burning to use what learning I've got.

I won't waste any time. I'll strike while the iron is hot.

If they asked me I could write a book, about the way you walk and whisper and look.

I could write a preface on how we met, so the world would never forget,

And the simple secret of the plot is just to tell them I love you a lot,

Then the world discovers as my book ends,

How to make two lovers of friends.





一冊の本に綴れるくらい

作詞: ローレンツ・ハート


A B C D E F G

綴り方を教わったのはほんの少しだけ。

ワン・トゥー・スリー・フォー・ファイヴ・シクス・セヴン

大きな数の数え方も。

それでも、覚えて身につけたことは何でも、燃えて火がつくくらい、休みなく使ってきた。

どんな時間も無駄にしない。

鉄は熱いうちに叩け。

頼まれたら、一冊の本だって書ける。

あなたの歩き方、ささやき方、あなたの姿を。

最初の章には、はじめて出会った時のことを。

そう、世界中の人たちが忘れないでくれるために。

あらすじは実は簡単で、

読んでくれる人たちへ私が伝えるのは、

あなたをとても愛しているということ。

この本を読み終わるころには

仲良く愛し合う恋人達のつくりかたを

世界中の人達が見つけていることでしょう。