2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

漱石の考える未来の教育

『漱石文明論集』三好行雄編(岩波文庫)には夏目漱石が明治44年(1911年)に長野県会議事院教育会に招待されて行った講演の記録が収録されている。演題は「教育と文芸」である。この講演の最後に、未来の教育は浪漫主義と自然主義の両者の調和にあると漱石は予…

人らしくあること

人のこころにまつわることで私自身が動かされたことに関して「硝子戸の中」は夏目漱石の晩年(とはいえ40代後半)に出版された作家の想い出がそのまま文学作品となっている。深い傷を心に負った女が漱石の家を頼って尋ねてくる日がある。女は身の上を告白し最…

ロマンスに憧れ、ナチュラルに恋する

感激しやすい少年、憧れを抱く少女 自然な恋人たち 大人になるのと自然に還ることって似てる ロマンスに憧れ、ナチュラルに気がつく傷ついたココロを癒すのはロマンス 時はナチュラルに研磨して傷は無くなるそして死を迎える