Prof. Y.HAYASHI
トヨタ、日産、マツダがルマンで競っていたころに、日産で1000馬力を誇るエンジンを設計し、今では東海大で学生達を指導しながらルマンに出ている素敵な先生がいます。クルマ雑誌で、いい技術者になるには、3つ必要と書いておられました。
- 経験
- 勉強
- 感性
経験には仕事を重ねることが必要。また仕事ばかりでなくて勉強もしないといけない。さらには、仕事と勉強ばかりでなく、感性を磨くには異性とおいしい物を食べたり外国を見たり、綺麗なモノを見ないといけない。
なぜ今日こんなことを書いたかというと、人って本当に働くのはお金のためだろうか?という疑問がふつふつと湧いてきたのです。
この三つの尺度は給与体系にするとどうなるか思考実験してみます。
- 経験給 年齢給に近い。1年間何をやって年齢を重ねたかが評価されるもの。
- 勉強給 能力給に近い。1年間勤務内外でどんな努力をして、何をできるようになったかを評価するもの。
- 感性給 福利厚生に近い。福利厚生の余裕が無い零細・中小の場合は、感性給は払えないが、いかに早く社員を家に帰すかとか、忙しい社員ならば、盆と正月以外にいかにまとまった休みをとらせることができるかという努力はできる。
これが本当に経営的にも正しいと証明するには、どうしたらいいか。
日本の過去の企業の給与制度の変遷を知る。日本とは違う文化の国で成功している企業の給与制度を知る。損益分岐点ぎりぎりの状態から復活を遂げた企業がとりいれた制度を研究する。
よし。
追記)2009/11/17 タイトル修正。敬称漏れ、無礼お詫びします。