相互理解

あなたがウンウンうなって案を出してこれで進めたいというと私がブレーキをかける。過程が見えない、最適かどうか、変な袋小路にはいってないかわからないと伝える。あなたは苛立つ。あなたは怒りながら可能なくみあわせを全て説明する。その過程で周囲の人たちは何がダメで何がよさそうかをようやく理解する。そして自分がどの部位をやることになりそうかを予想しはじめる。権威者が現れて君が決めなさいと言う。わたしはあなたが最初に出した案ではなく、全員が最短で実行できる案を選ぶ。

ワタシは問題の定義を彼らに求めたが答えはなかった。仕方なく、自ら定義を決め、検討の結果、解決案を見つけ出した。彼らに説明し、実行に入ろうと提案すると、問題の本質がわからないと宇宙人のようなことを言われた。全組み合わせを探索しないと気がすまないなんて。なんて意思決定が遅いんだ。仕方なく彼らの無能ぶりにあきれつつ考えうる全ての組み合わせを出す。彼らのボスがあらわれた。ボスは自分では何も決めず、指名するだけだ。指名された人間は結局ワタシが最初に出した案とは違う案を選んだ。そして、この部位とこの部位は私達にやらせて欲しいと言い出した。