論争がつまらないときには。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%92%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%82%AF

自由な市場がもっとも効率的に資源を活用できる。これは正しいとしてみよう。米国は、農作物も石油もとれる国。資源が豊かな国である。いっぽうで、ロシアは石油・ガスはとれるものの、緯度が高く農作物を作るにはあまり適していない。

ソビエト連邦が崩壊したあと、国の資源である石油・ガスを独占する商人(オリガルヒ)があらわれた。その後で軍人出身のプーチンが資源を武力をもって国有化した。

大草原の小さな家」に見られるような自給自足的な生活がアメリカの理想ならば、ロシアは、農作物にしても、石油にしても、乏しいものと豊かなものの落差が大きいため、資源を効率的に活用するには、自由な市場のまえに、自由という価値を支える平等という状態を作りだすために、武力による統治を必要とするのではないか。

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荒木経惟の「母子像」をPHOTOGRAPHICAという雑誌で読んだ。「人を育てるのは風土と時代だから。」という言葉はいいなぁ。

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因という時にとらわれることなかれ。