moving, moved, and moving

"COOL BLUES" JIMMY SMITH (blue note 84441)
ジミースミスはジャズオルガンというものを徒手空拳で切り開いた人物。彼は20代も後半の30近くになってからオルガンを手にいれて、1年間、毎日家の近くの練習部屋にこもって汗を書いて自分だけのスタイルを確立した。
"COOL BLUES"では、競演しているLou Donaldsonのアルトサックスも素敵だ。そして、このアルバムに録音された当時の空気感はどうかというと、拍手する観客にも、今、人生にそう何回もあるとはいえない経験をしているという高揚感がある。
道に迷っている人には聴いて見て欲しい。


"Music by the Left Hand" Yuko Naito (内藤裕子)
クラシックの名曲を、左手向けに編曲し、また、自身で作曲したピアノソナタも収録されている。京都府府民ホールで開かれたコンサートのライブ録音である。どの曲もいいのだが、自身による作曲のピアノソナタが良かった。最初は、ムム、ラフマニノフ風か?なんて思ったりもしたが、何度も聴いているうちに、これはまぎれもなく、本物だと思うようになった。自分の音楽を紡ぎたいという強い情熱を感じずにはいられない。人はどこまで強く、そして人の幸福を願えるのか、私はこの曲からそういうメッセージをもらった。このアルバムはJEUGIA三条本店か内藤氏本人のWebで通信販売で購入できる。


長い海外生活「意思伝えることで変わった」安藤美姫 (日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/sports/column/article/g=96958A88889DE3E6E3E0E7EAE4E2E2E4E2EBE0E2E3E2E2E2E2E2E2E2;p=9694E3E0E2EAE0E2E3E2E1E6E6E4
昨日、うどん屋で鍋焼きうどんを食べながら、テレビを見ていたら、安藤美姫が、迫真の演技をしていた。とにかく嬉しい。この人はとてつもない努力を重ねているということが良くわかる。私の思い込みにすぎないのだが、この人は、人を心の底から好きになるということをあきらめていないと感じる。諸刃の剣になるのかもしれないが、この人の演技は、とにかく人の心を揺さぶる。とてつもない人だ。