科学哲学

Anytime, Anywhere

引き続き、第4章「科学の目的と科学理論の性質」を読む。今日書くのは私が理解し考えたことを纏めたものである。 統一的な理解とは何か 物理学は自然界の普遍的な構造を探求する。公理、経験的事実から法則を帰納的に導出するだけではなく、仮説を立て、その…

モデル無しの設計は可能か

小林道夫『科学哲学』第3章「科学における仮説の導入と理論の構成」を読む。第3章の主題は物理における仮説である。ニュートンの著した『プリンキピア』において、慣性の法則、万有引力の法則がこれまでの科学史の研究から、実はそれらを帰納的に支える論拠…

プログラミング対象と言語

物理学において、ある対象が物理学の対象として同定されるための条件を述べよ。またなぜ物理学においては、その表現形式として日常言語ではなく数学が採用されるのか、そのことは物理学に対してどのような効用をもたらすのか、説明せよ。 小林道夫『科学哲学…

日本で作れるソフト

ソフトを作る仕事をしていると、本場が米国であることにイヤとなるほど思い知らされます。OSしかり、CPUしかり、設計方法しかり。あれこれ考えてみたりしたのですが、小林道夫『科学哲学』(産業図書)という教科書を勉強することにしました。動機は不純なので…