ホームレス

ほんとうにホームレスは身近になりました。
関西の街の商店街でも、帰宅途中、目が合う老婆がいます。
真夏は暑すぎるし、真冬は寒すぎる。市のカン集めみたいな仕事をしているときは血色もいいのですが、仕事のないときは精神的にも肉体的にもつらそうな顔をしています。

http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20100105

Chikirin氏の「生活保護村」というフィクションですが、読後感は、頭が冴えてくる、独特な感じです。

イギリスで王子がクリスマス寸前にホームレスとして一晩過ごしたという記事がありました。日本でもそういう事件が起きてもおかしくないかもしれません。2013年の真夏の炎天下の選挙の最中、通学途中のさる高貴な方がSPを無視して新宿御苑に向かい、ペットボトル一本で一日を過ごす。そして「夢じゃなかったのかしら」とおっしゃる。そうすると日本国民は目を覚ますのかもしれません。しかし、私のこの考えはあまりにあの一族の方々に甘えすぎですね。自由・平等・博愛のフランス的精神にあこがれた白樺派の文学者みたいな浮ついた感じも良くありません。

日本に本当に必要な精神というのはなんなんでしょうか。